こどもが小学校でもらってきたプリントに、デフリンピックなるものが記載されており、知らないものだったので、調べてみました。
はじめに

  • デフリンピックは聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会であり、パラリンピックは身体障害者を対象としています。

  • デフリンピックは1924年に始まり、パラリンピックよりも歴史が古いです。

  • デフリンピックでは、音ではなく視覚的な合図が使用され、国際手話がコミュニケーション手段として用いられます。

  • パラリンピックはリハビリテーションを重視して始まったのに対し、デフリンピックは記録重視で始まりました。

  • デフリンピックの参加者は、補聴器を外した状態で55デシベル以上の聴力損失があることが条件です。

デフリンピックの歴史

  • 開始年: デフリンピックは1924年にフランスで初めて開催されました。

  • 冬季大会: 1949年にオーストリアで初めて冬季大会が開催されました。

  • 運営組織: 国際ろう者スポーツ委員会が運営しています。

  • 参加国: 現在、104カ国が加盟しています。

  • 目的: ろう者のスポーツを通じた幸福の実現と国際親善の構築を目指しています。


    パラリンピックの歴史

    • 開始年: パラリンピックは1960年にローマで初めて開催されました。

    • 名称の由来: 「パラ」は英語の「パラプレジア」から来ており、脊椎損傷による下半身麻痺を意味します。

    • 運営組織: 国際パラリンピック委員会(IPC)が運営しています。

    • 参加国: 現在、161カ国が参加しています。

    • 目的: リハビリテーションを重視し、障害者の社会参加を促進することを目的としています。

      デフリンピックの特徴

      • コミュニケーション: 国際手話が主なコミュニケーション手段です。

      • 視覚的合図: 音ではなく、フラッシュランプや旗を使った視覚的な合図が使用されます。

      • 競技ルール: 基本的にオリンピックと同じルールで行われます。

      • 情報保障: 観客にも国際手話や字幕で情報が提供されます。

      • 参加資格: 補聴器を外した状態で55デシベル以上の聴力損失があることが条件です。

      パラリンピックの特徴

      • 対象者: 身体障害者を対象としています。

      • 競技種目: 多様な障害に対応した競技種目が用意されています。

      • リハビリテーション: リハビリテーションを重視した大会として始まりました。

      • 社会参加: 障害者の社会参加を促進することを目的としています。

  • 知名度: パラリンピックの知名度は非常に高く、世界中で広く認知されています。

    デフリンピックの参加条件

    • 聴力損失: 補聴器を外した状態で55デシベル以上の聴力損失があること。

    • 登録: 各国のろう者スポーツ協会に登録されていること。

    • 公平性: 競技会場では補聴器や人工内耳を使用しないこと。

    • 国籍: ICSD加盟国の国籍を有すること。

    • 記録: 特定の大会で上位の成績を収めることが条件です。

    パラリンピックの参加条件

    • 対象障害: 身体障害、視覚障害、知的障害など多様な障害が対象。

    • 国際パラリンピック委員会: IPCの基準に基づいて参加資格が決定されます。

    • 競技分類: 障害の種類や程度に応じた競技分類が行われます。

    • 国籍: IPC加盟国の国籍を有すること。

  • 選考: 各国のパラリンピック委員会による選考を経て参加が決定されます。

 なんだか、聴覚障害者については、かぶっているような気がしますが、なんで聴覚障害だけ特別に大会があるんでしょうね。

 ではでは、たっきーでした。